荻窪にあるコメダ珈琲にて。
普段平日に立ち寄って作業することはあっても、日曜に来ることはまずないから、こんなに混んでいるものかーと思いながら予約表に名前を記す。
どうも、近藤です。
ここ1週間は毎日のように嵐のYouTubeチャンネルにある「untitled」のライブ映像を流しながら、ZINEの制作や撮影した作品の編集作業などを行なっていました。
んで、ライブ映像まったく飽きない。それどころか見る度に新しい発見があったりしてただただ楽しい。
例えばメンバーそれぞれのパフォーマンスから、自分なりに性格を考えてみたり、、
まず松潤はリーダーたる振る舞い。
リーダーではないけど、ライブの演出等をスタッフ達と一緒に作り上げる。実質、嵐のブレイン的な役割を担ってる。何か問題が生じた際に、真っ先に意見を発するのも松潤という印象が強い。(これはNetflixにある嵐のドキュメンタリー『Voyage』内でも顕著)
父親みたいな存在。
櫻井くんは結構ロマンチックで物語的な思考をする人なのかなと思った。
特にライブMCでのメンバーそれぞれの語り場面ではその傾向が強いように感じた。
ファンと嵐との関係にとって具体的な事柄や言葉を用いて語りかける、どこか俯瞰的で、でも情緒のある言葉を使っているから聞いていて自然に感情移入してしまう。
それは普段の仕事の賜物でもあるだろうし、生まれもっての気質も勿論あると思う。
そのくせ歌唱中の自分パート(通称サクラップ)では、やんちゃにファンを煽る。そのギャップがまた魅力なんだろなあ。
相葉くんは、熱い心と不器用な部分が両輪にある感じ。
それはカッコつけきれない照れ屋な部分とか、アイドルでいながらも等身大な雰囲気を待ち合わせる彼ならではの性格なのかなと思った。
仲良いことで嵐は知られてるけど、中でも特にフラットにメンバー間のコミュニケーションをとれるのが相葉くんな気がする。隠れバランサー。
リーダー。大野くんは最近見方が少し変わった。というのも前述したドキュメンタリー内で、個々にフォーカス当てた回があって、その大野くん回。
今年、六本木の森美術館で開催された個展に向けてアトリエで制作する姿をメインに構成されていた映像。その中で、ワインを何本か空にして顔を真っ赤にし、呂律も上手く回らないような状態で語った、「嵐の中で自分が"リーダー"という立場にいることの覚悟」みたいなシーン。
それまでは大野くんの印象って、歌唱力あってダンスもキレがあって振付もするし、絵を描いて釣りして、最近は芸人のヒロシさんの影響でキャンプの魅力にものめり込んで、へへへっておとぼけててメンバーからもイジられる存在。というものだった。
でも先のシーンでの表情、語る言葉等を見て聞いて感じて、この、なんていうかな、弱さって言うと誤解されるかもしれないけど、大野くんの"人間"を強く感じた。心っていうとセンチだし、この感じた様を言葉にするのは中々難しいのだけれど。
で、ニノ。
嵐の中で1番好きなのだけど、まあやはり上手というか、"ジャニーズの影のリーダー"なんてTOKIOの国分太一くんから言われるだけある、というか。
ライブに限らず、その場その場での求められている自分像みたいなものに、それ以上をもって応えて見せるパフォーマンス力。すごい。
でも結構、引きの美学で動いている感じもあって、そこも好きだな。熱い言葉を胸に秘めながら周囲に誰よりも気を回している感じ。でも表面的にはのらりくらりとして、つかみどころのない存在を演出してる。
これは完全に根拠のない出鱈目なんだけど、隙あらばゲームしてる人って、ある意味常に思考していて戦闘態勢だと思う。見た目には遊びのようでも。でもそもそも遊びって思考しないと楽しくならないもんだし、、まあいいや長くなりそう。
SMAPが活動していた頃は、そこを入口にして、アイドルとは?ジャニーズとは?表現者ってなんだろう?みたいな事を考えたりもできた。
そういう面もエンタメとして昇華していた人たちの次が、自分にとっては嵐で。
体制も少しずつ変わり、今では他のジャニーズの裏側を映した番組も当然にあるし、肖像権のことやSNSやサブスク等ネットとの付き合い方みたいのも徐々に変わってきてる。
でもその先陣は嵐で、間口の拡張に一役も二役もかっていると思う。
さて、冒頭書いたことに戻るけど、この"ただただ楽しい"という感覚が今の自分には絶対的に必要で、下向いてしょげないために映像からエネルギーをもらい続けていました。
行く末を真っ向から睨み続けていても疲れてしまうし、下手すると精神的にやられて出来ることも出来なくなってしまう。
それは散々今までの自分で実証済みだから、そうなる前に積極的回避をする。前向きなまま逃げる。ありがとう嵐。(同じくらい霜降り明星のラジオにも助けられたな。落語みたいに聴いた回を何度も流してる。。)
何より感謝しなくちゃならないのは、『近藤の作品買うWEB。』で作品を購入して下さった方々。
あらためて何度でも、ありがとうございます。
お金というよりは、そこに費やした人の時間を分けてもらっている感覚で、そのおかげで自分の生活と制作の継続ができています。
その期待や応援や、互いに表現者ならば戦友として、いつも感謝しています。ありがとう。
そして、もうすぐこのブログ始めて一周年になります。
いざ始めてみたら早いものですが、その間の紆余曲折を忘れずに二年目も続けていきます。
(美術手帖の今月号特集「絵画の見かた」と次号の特集「ニューカマー紹介」についての愚痴をつらつらと下書きしていたのだけどやめました。それも嵐の"Don't You Get It"を聴いて回避できました。ありがとう嵐。)