佐野くんの個展に行ってきた。
佐野くんは大学生の時からの友達で、絵を描いている。人の顔を描いたり、仏を描いたり、最近は華(花)を描いたりしている。(実際にはもっと、言葉では定義できない色々なものを表現しているけど、あえて簡単に言う。)
静岡に住んでいた頃は2人でよく行動していて、展覧会を企画したり、共通の知り合いの展示の手伝いしたり、喧嘩もたまにしたりした。
大学は別々だったんだけど、同い年で同じ土地で、とにかく制作をし続ける姿勢みたいなもんに自分は共感を抱いてた。
そんな佐野くんが富士宮にある「Wazo」という場所で展示していて、ちょうど母方の祖父の三回忌があって帰省するタイミングだったから、ちょうどいいやということで観に行った。
作品は極彩色、メディウムを混ぜて描かれたアクリル絵具の質感は所々違う様相を成していて、それが退いて見た時と寄って見た時とで表情を変える。
、、とまあ絵画として当たり前をここで言ったところで鑑賞に勝るもんはないから、とにかく気になったら観に行ってほしいのだけど。
期間.2019年12/7(土)ー12/14(土)
時間.10:00ー17:00
会場.space Wazo
住所.4108-0039 富士宮市野中855-1
良い作品だなあと思うものがいくつかあったし、やっぱり個展って好き。その人の趣味嗜好、思考哲学の空間にお邪魔して中を覗いている感じ。あと嘘がない感じも好きの理由。(嘘ってのはこの場合、単純な意味合いのものじゃなくてもっと含みがある)
音楽でもそう。ベストアルバム、コンセプトアルバム、コンピレーションアルバム、カバーアルバムよりもオリジナルアルバムと位置付けられているものが好きだ。その曲順、曲数、その間、収録時間、タイトル、クレジットされている演者、デザインされているパッケージ、それらから汲み取れるものに感動できる。(これも涙腺刺激系のことだけではなくて色々を含んだ…)
まあとにかく個展って責任を負うのは1人だし、その緊張感もいい。
あと、展示スペースに併設されているカフェで食べたプリンは好みの固め仕様で、普段飲まないコーヒーもここのはとても美味しかったことを報告しておきます。
別れ際「また何か楽しいことをしたいね」てことを話して帰路につきました。