以前に「やるよー」と言って時間が経過しているそれぞれの展覧会タイトルについて、その言葉を選んだ理由のメモ。
「めのまどあけろ」
ある日立ち寄った古本屋の300円均一の木箱の中にあって、タイトル見てすぐに購入した。
言葉としては命令形であるにもかかわらず、全部ひらがなで表しているから、なんだか強いような弱いような厳しいような優しいような印象がある。
それに長新太さんの絵も相まって、その印象がよりアヤフヤな感じになっているのが面白かった。
フワフワしたもんとかあやふやなもんっていい。
「どぉなっちゃってんだよ」
岡村靖幸さんによる12枚目のシングル曲。
1990年7月21日に発売されて、この頃はまだCDの規格が8㎝。あっちゅう間に時代は変わるね、サブスク。
そして僕の誕生日が1990年7月21日なのが、この言葉を選んだ理由の大半。出オチみたいなもん、
あとはこの言葉が時代を問わず、人が様々な局面に対峙した際に浮かんでくる心境をこの上なく代弁しているような、誰でもない誰かの声であるなと思ったから。
歌い方とかパフォーマンスとか歌詞もそうだけど、岡村ちゃんには強いシンパシーを感じる。だからカラオケでよく歌う。
(おはよう。そして会えないときのために、こんにちは、こんばんは、そしておやすみなさい!)
これは映画「The Truman Show」の中で、主演のジム・キャリー演じるトゥルーマンが毎朝、近隣の人にする挨拶であり、視聴者に対するお決まりの文言にもなっている(物語後半のシーン以外では本人にその自覚はない)
この一文に挨拶のすべてがあり、かつそれらをつなぐ言葉が「会えないときのため」となっているところがなかなか"ニクイ"というか惹かれてしまうところ。
ジム・キャリー最高なんだよな、外国人の俳優で1番好き。貧乏な家庭からのコメディアンデビューで一躍ハリウッドのドル箱スターに成り上がって、でも若い時は演技と素の垣根が破城しているからイキ過ぎたキャラクターばかりなんだけど、その裏には常に孤独の影てのがあって。
それは役てよりかは、ジム・キャリー自身の何かもっていたものだと思う。
トム・クルーズみたいに、どこまでいってもトム・クルーズてのも馬鹿みたいで好きなんだけど。それはそれでプロだしね。
でも、たとえマスクを着けていても感じるそこはかとないその雰囲気みたいのって出そうと思っても出せないものだから、魅力なんだよなあ。
脱線したけど、そういう意味でもこの映画好きで、トゥルーマンじゃなくて、まるでジム・キャリーの伝記を観てるみたいな気持ちになる。最初から最後まで何度観ても楽しい。
「マジックパワー ミステリーゾーン」
これはある日突然ひらめいたもので、なぜこんな言葉なのか理由は分からない。
なのに実は他にも候補があって、「ウルトラドリーム」「キラキラワールドスター」「ミラクルステッキ」「スーパースーパー」という具合。
なんというか、語感的にひっかかるもの、もしくは何か秘めていそうなんだけどその実特に何もない言葉を探してた。
色でいうと紫やピンク。
自分の描いてるドローイングのイメージとも近い。
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展示に関しては進んでないけど、他の形でまた人と関われるように地道に動いております現在。
なので、この記事最後まで読んでくれた人、今後ともぜひよろしくお願いします。
いつもありがとう。