クマの哲学

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「クマの哲学」

 


クマはいつでものんびり

家では寝てばかりだし

テレビつけっぱなしでゴロゴロしている

外がいい天気なら

こんなに嬉しいことない

ため息をのみこんで

水をコップ一杯にそそぐ

その音を聞いているとおちつくよ

リラックスっていい言葉だけど

横文字では伝わりにくいこともある

だからゆっくりゆっくり

良いことが

今日も明日も続きますように

友達はいないけど僕の心に隠れてる

恥ずかしがりの僕がいる

いやクマだ

そうそう

時代は変わっていくらしい

クマは変わらないのに時代は変わる

なんかおかしいね

君はどう思う?

クマにしてればどうでもいいこともあって

クマにしてみればどうにだってなることばかりだ

人の世界は不思議がたくさん

クマの世界は単純だ

疲れたら休んでいる

時間を気にせず

朝のニュースも

昼のドラマも

夕方の再放送も

夜のバラエティも

深夜のくだらなさも

全部素敵だ

空を飛べたら何をしたい?

海を無限に泳げたら

君はどこに辿りつきたい?

山をこえたら

雲にのれたら

君と話ができたら

どんなに楽しいことでしょう

クマは想像する

誰かのことを

誰かが思う

クマの笑顔を。