こんにちはこんばんは。近藤です。
「アタミアートウィーク〜2015〜街と人の隙間をめぐる体温〜」にて、
熱海市内にある使われなくなったスナックで展示したときの一枚。
夜通しこの場所に泊まりこんでコピー用紙に一人書き続けた。
アートにも熱海にもスナックにも声はあって、それらをできるだけ漏らすことないように考えうるかぎり。それを壁全体に敷き詰めてこうなった。
愛も怒りも一緒だ。言葉にした瞬間にそれは誰かにとっての愛になって手助けに、安心に、微笑みに、喜びに、感謝になる。けれどまた誰かにとっては怒りに、悲しみに、憤りに、絶望に、暴力に、死になる。
あれは言葉じゃない。
みんな詩をもっと学ぶべきだ。学ぶこととは知ることだし、見ることだし感じることだ。勘違いしている人も多いけど、ナルシシズムとセンチメンタリズムが詩の本質ではない。文字一つ一つ、言葉の組み立てとそのリズムとタイミング、戯れが詩になる。
誰もがもってる美しさが、いまはみえない。