こんにちはこんばんは近藤です。
6月。
本棚にある谷川俊太郎さんの詩集紹介の後半です。
「大事なことはみーんな猫に教わった」
これもとにかく絵がかわいい。谷川さんは訳で参加はしているけれど、それを知らなかったとしても買っていたくらい、ささやかな絵のいい本。
なんとなくこの前販売したLINEスタンプの「いいこねこ」
と共通したものがある。書いてたときは全然頭の中になかったけど、今見ると影響受けたみたいに雰囲気似てる。
「わたし」
わたしと、わたしの周囲からみるわたし。その関係が次々に展開していく絵本。
かがくのともシリーズは面白い本が多い。
だいたい古本屋にある木箱の中にまとめて入っていて均一商品として売られているから、そこから自分のお気に入りを探し出す楽しみがある。
「トロムソコラージュ」
タイトルは、ノルウェー北部の都市”トロムソ”で即興的に書かれた詩からきている。
ちょっと言いにくい言葉。
カバーとりはずした本体のフォントの感じとかかわいい。
「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」
デザインが無駄なくてかっこいい。ただただ持ってるだけでもテンション上がる。
「定義」
出版社は違うけど、この文字で構成されたデザインの詩集は中身も良い確率が高い。
形は長方形で薄型、紙は少しざらついた質感のもの。自分は持っていないけど「コカコーラ・レッスン」も同じ具合の本だったと思う。友達が持ってた。
「あたしとあなた」
かなり装丁に凝っている本らしく、布張りの表紙に青、白、金の3色の箔を施しています。詳細は本の中でも語られています。デザインは名久井直子さん。
谷川さん自身も「詩集は物としての質感が、他の本よりも大事」と、この本の栞に寄せています。
「ん」まであるく
これは今持ってる谷川さんの本の中でも、特に好きな本のひとつ。
中は詩ではなくてエッセイなんだけど、これがまた言葉の連なりが面白くて。
それまでは、やっぱり詩人の本を読むのだから詩でないと。と考えていてエッセイとか対談集とかは避けてたんだけど、これはタイトルに惹かれて買って。半信半疑読み始めてみたらこれがまあ面白くって。
特別変わったことは書いてなくて、本当に日常のささいな出来事だったり、昔の思い出話だったりするんだけど、そのひとつひとつを語る時の言葉のリズムだったり言い回しだったりが妙に心地よく、でいて時々ハッとする言葉と出会ったりして。
表面上のジャンルとしては”詩”、”エッセイ”、もしくは”散文”、と違うのだろうけど、結局一人の人間から出発していることだから受け取り手側の意識次第で、それはどれにもなり得るということを教えてもらったような気がした。
「谷川俊太郎詩選集1」
これはとりあえず何か本が読みたかった時に、近くにあった古本屋で100円で買った。
初期の詩から代表的なのを選んでいる本。
中に栞代わりにしてた色んな紙が挟まってた。
ひとつあれば十分なはずなのに、なぜ3枚もあったのかは謎。
「よしなしうた」
静岡にある古本屋『水曜文庫』さんで買った。
「私」
「ひとり暮らし」
「minimal」
「日々の地図」
「手紙」
「詩を贈ろうとすることは」
これらは一部読んだり読んでなかったり。
さてさて、ここまで読んだ人いるのかな。
思っていた以上に本があって、加えてそれぞれの本に対する思い入れもあったりして。。
ちとまだあるので長くなってすみませんが、残りの本は後半パート2として続きます〜。