深度と拡張

こんにちはこんばんは。近藤です。

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ギターの練習が毎日楽しい。

 

押さえても音がかすれて中々鳴らなかったバレーコード(FとかB)も、ちゃんと音が鳴るようになってきて、ギター始めてまだ一ヶ月だった頃にぎこちなく弾いていた曲なんかも、なんとか音が途切れず、最後まで完走することが出来るようになった。 

費やした時間に対して成果がやっと追いついてきて、そうなると取り組んでいることに対してより積極的になれるから、やっぱ継続って大事だなと思う。

 

自粛期間中でギター始めた人は多く、今ではユーチューブで「教えますよ!」なんて人もたくさんチャンネル開設している。増えすぎた需要に対しても供給が間に合わないということがない、すごい時代だなと思う。もちろん例外はあるけど。

 

『初心者が必ずやるべき10選!』

『ギター上達する人が必ずやっていること』

『これを知らなきゃまずい。意外な落とし穴!』

『30日間で劇的に差がつく練習法!』

 

みたいな見出しの動画を片っぱしから見てみたけど、なんかどうにも気持ちよく取り組むことができない。

それは教え方がどうとか、動画の編集の仕方がどうとか、そういう向こう側にある理由じゃなくて、どうやらそれを受け取る自分に問題があるなということがわかった。

 

何でも自分でやって確かめたい性分なのだ。

経験者から「これはこうするとよくないからやめといたほうがいいよ」とか「これをしてると上手くいくよ」とか事前に言われていても、僕とあなたの場合とでは結果が違うかもしれないじゃん。という考え方が根底にあるから、その場では「確かに〜」みたいな反応をしていても結局自分がやりたい方向へ進んでしまう。強烈な頑固なのかもしれない。

そしてほとんどの確率で事前に言ってくれた人のいう通りになり、「ほらね言ったじゃん」と言われ、僕は「ほんとだね...」と言って反省することになる。

 

助言されることと、解説聞くことは違うけど、でも結局それを退けて自分式でやってしまうということでは一緒で。こんなこと言ってると誰もなんも言ってくれなくなりそうだけど、信頼してる人の言うこととかは基本ちゃんと受け入れます。

 

 

 

 

 

 

でもなんか、、動画もそうだけど、まとめサイトとかもさ、結局無難なことしか言ったり書いてなかったりするのにそれを見出しのインパクトだけで数稼いでこちらの時間を搾取されんのやだなとか考えて、そうなるとその記事を書いている奴の広告誘導するための言い回しだったり、動画で説明してる奴の本題入る前のダラダラした前説みたいな語りとかを見てる時間あったらその時間指動かして脳働かせて自分が取り組むべきことに向かい合ったほうがいいなと思って。今回のギターに寄せて言うと、自分がギターでやりたいことがあって、でもそれに対して向こうが提示しているのって大衆だから、なんか近いところにはいるんだけど全然届いてないなってことがあって。求めてるのはピンポイントな箇所への治療薬なのに、「はいとりあえず風邪薬だしときますね〜」みたいなことされても意味ねえよってね。だったらそもそも頼ろうとするなよていう話でね、対価を直接払っていない無料公開されている情報にそんな求めるほうが頭おかしいてのは重々承知で。てか、だからこそ自分に対するピンポイントな刺激とか薬とかって自分で作るしかないんだよね。自分で動いて考えて失敗したりしながら経験による抗体つくっていって病気回避するしかなくて。

そんな検索ワードに「おすすめ」とか「練習」とか入れて出てきた上位結果のページに書いてあることなんか真に受けてやったところで他と同じような地点にしか届くはずないのは自明で。そもそもそのことを公開してるやつが、公開してる情報で立ってる地点から発している時点で何十歩も先をいってるんだから、そいつより抜きん出ることなんかできなくて。やる以上同じ土俵にいるやつの隙間を進んでいかないと、ガイドの足跡たどっていけば安心なツアーなんて行く意味なくて、マニュアルに沿った観光名所さらったって他のやつと同じ話題しか提示できない。自分で考えて自分で動く。何もかも便利になって効率とか速度とか当たり前すぎてもはやそんなこと言うこともないけど、すぐに答えに見えるものに手を出そうとしない、たどり着くための最短ルートを検索しない、誰かの成果を当てにしない。できることが個性ならば、できないことも個性であって、自分を認めていくことにもこれは繋がっている。

だからなんか適当にわーわー書いたけど、最近ギターやってて感じるのは、ちゃんと意識を100%そのことだけに集中して取り組めば、そのやった分だけの成果がちゃんと身についてくるということ。独学の限界点とか危険性とか、その提言してるやつのレールで勝負しようとするから気になるだけで、そもそもそんなとこに収まってやろうとしなければいいだけの話で。

 

深度と拡張。

 

究極知ればいいのは自分の可能性や不可能性の海で、その深度を更新していく。

その過程でぶちあたる困難は、そもそものルールや考え方を拡張していけばよくて。

 

数によって担保される信用や、安易なことは楽で自動的に手を出している場合もあるんだけど、その都度やっぱり確認して抵抗していかないとやばいなっていうのがあって。

まあこうして自分で自分を鼓舞していないと鬱屈して何にもやる気がでないので書いてるだけなんで、こういう文章好きじゃない人見てたらごめんなさい。自分もこういうこといちいち書く奴は好きじゃないので気持ち分かります。

ただ、こういうごちゃごちゃしたものも抱えたままこれからも続けていきます。