絵の中の展覧会。

こんにちはこんばんは。近藤です。

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今日は、大学2年生の時に行った個展『絵の中の展覧会。』について書きます。

 

 

 

こちらの人生初個展から1年後。

静岡県島田市にあるHAPPY FARM GALLERYというところで展示をしました。

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 ギャラリー前にて。

 

 

1年目の反省点を踏まえ、2年目は全部出し切ろうという大雑把なテーマを自分の中で決めて準備しました。それまで描いていた絵を全部ギャラリーに持ち込んで、普段自分が絵を描いてる環境を仮設的に再現したスペースに期間中は在廊していました。

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横幅2メートルちょいの木製のパネル。

 

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大学のゴミ置場に捨ててあった茶箱に色々詰めてた。

 

 

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展覧会のDM。

はがきサイズに印刷したものを一枚一枚色を塗って家の形に切った。

この頃”家”をよく絵の中に描いていたので、タイトルの『絵の中の展覧会。』は、それを意識して「絵の中にある家の中に招待する」というコンセプトで組み立てた。

だから描いてる途中の絵も、メモみたいなドローイングも、それ以外の画材なんかも持ち込んで、普段は閉じてる自分の内面世界をさらけ出すような気持ちでいた。

 

 

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全部で6種類作って、知り合いの所を回ってDMを設置してもらった。

お金も節約したいから、デザイン以外は全部手作業でめちゃくちゃ時間かかった。

 

 

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ドローイングを貼る場所。

初個展でも同じことをやったんだけど、その時は一面埋めることができなかったからリベンジの意も込めて。

 

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いろんなタイプの家の絵。

人の形もちらほら出始めてる。

 

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どういうことを考えて描いていたのか。隣接する家の絵。

とりあえず摂取して吐き出しての最中に、技法やら表層の雰囲気やらが素直に絵になっていたのだと思う。

今見てもかわいくて好きな絵。

 

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これは一番時間かかった絵で、マスキングを使って描いてみようと思い立って始めたものの、わりと大きいから埋めるのに時間かかって予想以上に面倒くさかった。しかも終盤になってくると色同士の調和のパズルが難しくって、絵の前でじーっと考えてたな。

 

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ちんこ。

大学のデザイン科の教授から、古くて使わなくなったレタリングシートを大量に貰って。だからこの頃はやたら絵の中に英語が入るようになった。

バスキアとか好きだったし、表現主義〜新表現主義の流れの影響下にあるから、まあこうなるよね。意味あるような感の言葉を添えて「かっこいい〜」て思ってた。

 

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これもよく見るとレタリングシートの文字が入ってる。

麻布の端切れを絵巻物みたいにして描いてた。

今でもお気に入りの絵。

 

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最後に、会場の様子。

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ギャラリーの前は古着屋だったり、その前は飲食店だったりして、その痕跡がそこかしこに残っている面白いスペースだった。 

普通のホワイトスペースより、やっぱりなんか人間の臭いがする場所じゃないと作品飾ってもしっくりこない感覚がこの頃からあったんだろな。生活感というか、汚れとか雑音雑味。

 

 

これは、

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プロフィール写真に使おうと思って撮ってもらった写真。

 

それでは。