hollow me

こんな遅い時間に更新。

ここ2ヶ月ほど眠れない日が多くて困る、、

 

そんな中思い返すと、2年前にやった個展の文章が気に入っている。

タイトルの「hollow me」てのもいいの付けたなあと自画自賛

 

空っぽな自分、フォロミー、そこにゆら帝の歌詞。。

無名な奴の無名な展示。

 

 

作品は正直、コンセプト的にも技術的にも拙いなって今見返すと思うのだけど、それでもあの時期にあの場所(はやとちりギャラリーって高円寺にあるかなりディープな場所)で行えたのは良い経験だった。

 

そんでまあ展示に際しての文章なんだけど、以下掲載。

 

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僕は言葉が好きだ。
誰かの話す温度のある言葉が好きだ。
自分の話す言葉が相手に伝わっていると実感できたときは幸せだ。

 

好きなミュージシャンの歌詞カードを何回も読み返しては、自分のことを歌っているんだって勘違いを生きていく力にしていた。

 

友達からすすめられた谷川俊太郎さんの詩には「ざわめきのそこの いまに みみをすます」って書いてあった。


一体何がざわめきで、何がいまで、みみをすますってどういうことなのか分かっているようで分かっていない、ってことは分かっている。つもりでいる。ややこしい。

 

御託

 

そこに意味のあるような言葉が無意味に響くのは時代の流れだと思うし、無意味なものに意味を見出そうとするのは日本人としての性なのかもしれない。

わからんが。

 

ここにこうして載せる文章も、一旦ノートに手書きで言葉を全部吐き出してから整理しないと自分の中で納得いかなくて。
毎回、不特定多数の誰かに向けて手紙を綴っている気持ちになる。届きはしないけど。

 

ルネ・マグリッット「イメージの裏切り」、高松次郎「影」シリーズ、エッシャーの絵、ネットのサーバーエラー表示「404 Not Found」、Mr.Children「ラララ」、大森靖子「マジックミラー」、YEN TOWN BAND「my town」、かもめ児童合唱団「インターネットブルース」、ゆらゆら帝国「空洞です」

 

まとまらないものがずっと身体の中でぐるぐるしている。

モヤモヤもするしイライラもする。


でもその渦巻いている中心部、台風の目みたいな空洞に今回の展示があればいいなと思っている。

 

個展
hollow me」
日程.2018年3月14日(水)〜20日(火)
時間.13:00〜21:00
場所.キタコレビル はやとちり
住所.〒166-0002 東京都杉並区高円寺3-4-11

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相変わらずの自分語りで、こういうの拒否反応示す人も結構いんだろうなー。

毎回、自分の文章を客観的に見ようとはしているものの、気付くとどうにもポエムみたいな味付けをしがちらしく、時々このブログを読んでくれる彼女には「でたでた」と揶揄される。

それでもこういう文章であることが自分にとって他との差別化でもあるから直す気もない。

続けていればこういう偏りが強みになることもあるでしょう。

 

とりあえずま、

2年前の東京初個展の時の文章でした。

 

ついでに展示していた作品も併せてどぞ。

 

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