詩のこと

植えて飢えた

森山直太朗YouTubeチャンネルにある「夏の終わり」のコメント欄に、「この歌、もし歌詞が”う”だけだとしても感動してる自信ある」ってあって、言い得て妙だなと思った。 ネタのようだけど本心でもあるような、実際、この曲の冒頭はファルセットによるハミン…

てか情弱でいい。

2021.2.18(木) どうもこんばんは近藤です。 ちといきなりなんですが、最近読んだ本から一部抜粋します。 ーールサンチマンと哲学的思念とを、わけもわからぬままごっちゃにし、心の汚物を先人の思考になすりつけて世の中に垂れ流す、これは明らかな環境汚染…

おめでとう

ギターの弦を、つまびく音が聴こえる午後に いま僕は外を眺めている。 リズムのない メロディーもない そんな何かを求めているのかもしれない。 いつか話したことを、後悔しているのかもしれない。 歩いて歩いて、歩いて歩いた。 粉々になった枯葉が足元に転…

絵本から詩集

こんにちはこんばんは。 今年も残すところあと1日。 いいもわるいもある中で、どう過ごしてきて、どう過ごしていくのか。 今年は皆さん、誰とどこで何して終わりますか? 最寄りの駅の中にある書店の店頭、そこに並ぶ本のラインナップが定期的に変わる。それ…

あなたもわたしも

こんにちはこんばんは。 近藤です。 BASEでの作品掲載がひとまず落ち着きました。9月の末に開設して、それからほぼ毎日追加し続けてきた。おかげさまで計358の絵が並ぶ場所になりました。 カテゴリー別にして見やすいようには都度手を加えてきたけど、それで…

壁のらくがき

街もすばらしい山もすばらしい。閉じたシャッターの連なりにも、美しさを感じることだってある。路地裏の行き止まりで口笛を吹いてみる、そこには誰かの描いた文字の断片が、また違う誰かの断片とくっついて新しい文字となっている。その先の、何もない光に…

鬱る

どうでもいいことをどうでもいいままにして どうとでもいいようにする なすがままなされるがまま なしとげることを念頭にしないで道草の坩堝へ飛んでいけ なんとでも言いきることができる箱庭で 棒人間と棒人間の隙間 美醜を混濁 言葉がおもしろい 依存から…

最後の最後

こんにちはこんばんは。近藤です。 詩集紹介最後の記事になります。 長かった、、、 「めの まど あけろ」 中は優しい絵本だけど、タイトルが命令調でギャップある。 「あな」 「ONCE 私の20歳代 1950-1959」 10代の頃の詩も少し載っていて、それが小難しい…

谷川俊太郎さん

こんにちはこんばんは近藤です。 6月。 本棚にある谷川俊太郎さんの詩集紹介の後半です。 「大事なことはみーんな猫に教わった」 これもとにかく絵がかわいい。谷川さんは訳で参加はしているけれど、それを知らなかったとしても買っていたくらい、ささやか…

ぼくの本棚には「谷川俊太郎さんの詩集だけを入れる場所」があるので、今日はそこにある本を全て紹介します。 (引っ張り出してみたら結構多かったので二つに分けてます) まずこれがその入ってる状態。写真では見えないけど奥にもあります。 最初はこれ。 教…

ぼくはことばをもっている

ぼくはことばをもっている はりさけそうなむねのいたみ このところはしがないしゃかい ほとほといやけがさしてはいるが まっとうではないわたしもあなたも(きみも) そのやくわりをになっている ぼくはことばをもっている とどけたいものはないけれど このこ…

クマの哲学

「クマの哲学」 クマはいつでものんびり 家では寝てばかりだし、 テレビつけっぱなしでゴロゴロしている。 外がいい天気なら こんなに嬉しいことない。 ため息をのみこんで 水をコップ一杯にそそぐ その音を聞いているとおちつくよ。 リラックスっていい言葉…

現代美術

誰かがそれを現代美術だといった ぼくは「ただの絵」だと思った ただまっしろな壁に掛けられた 大きな椅子が描かれた絵だ 黄色の調子がいいかんじ キプロスのグリーンライン せわしないことに慣れている 紙幣の飛び交うダイアログ いつもの道ですれちがうの…