けし粒の生命でも私たち輝いてる

中島愛さんの「星間飛行」に今更ハマっています。こんな素晴らしい曲を、今まで何度となくテレビのアニメ特集かなんかで流れていたにも関わらず、スルーしていたなんて信じられない。ごめんなさい。

しかしマクロスは1話も観たことない。

 

きっかけは「マヂカルラブリーオールナイトニッポン」で紹介されていたこと。毎回メジャーからマニアックまで、主にアニメ曲をかけてくれるのだけど、その選曲具合が絶妙で、知らないけど良い曲だなと思ったらすぐに調べてライブラリに登録していた。

特に今回の「星間飛行」は久々にヒットし、もう何回もリピートして聴いている。「ライオン」も有名だけど断然「星間飛行」のほうがいい。

 

以前にも何かの記事で書いたけど、どうやら"切なさ"を含んでいる曲に自分は弱いらしい。しかもただ切なかったり悲しかったりするんでなく、表面的に感じられるのは明るさや楽しさだったりするのに、それでもどことなく漂ってくる切なさの波に心とられてしまう。

観たことはないけど、アニメ自体はどうやら戦争がテーマとしてあるらしいから、そういう暗礁たる部分が根底にはあるのでしょう、きっと。

 

せっかくなので中島愛さんのアニメ関連以外の曲も聴いてみたのだけど、やっぱり声優だけあって表現力がすごい。一つの曲の中でも声色をいくつにも変えていてそれがフックになり、最後まで高揚した気分のまま聴いていられる。曲中の物語の輪郭が浮かび上がるような感覚。かっこいいからかわいいまで、激情から静寂まで、振り幅あるから同じ人が歌っているとは思えない。

とても真逆な、当たり前の陳腐な表現だけど、そう。

 

あとこれも勿論、菅野よう子さんと松本隆さんの仕事も素晴らしい。こういうクレジット表記から他の畑を探してたどり着く旅ってのも楽しくて好きだ。

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カメラちゃん

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写ルンです』で写真撮ってた時期がある。

5年くらい前か、散歩の道すがらカメラ屋の店先にセール品として吊るされてあるのが目に留まった。いつもだったら通り過ぎていた景色。だけどなぜかその時は「おーなつかしい」なんて思って手に取り、その勢いのまま買って帰った。

 

ちょうどInstagramが日本でのサービスを開始して1年くらい経った頃で、時を同じくして『写ルンです』が30周年を迎えたことも相まり、何度目かのフィルム写真ブームが起こっていた。

 

当時、そんな世間の流行りは露知らず、とりあえず何でも撮っていた。

暮らしてる部屋の適当な場所にレンズを向けたり、プロフィール画像に使おうと色んな角度で自分にフラッシュを焚いたり、空、川、街、他人、動物。近所を歩きながらあえて窓を覗かずにシャッターを押して、”アレ・ブレ・ボケ”を一人楽しんだりもした。

もちろんそんな真似っこ気分で撮ったものが森山大道みたいなかっこいい写真になっているはずもなく、ただの薄暗い灰色写真を量産する羽目になった。

 

毎回3〜4個使い終わってから現像しに店へ持っていったのだけど、何が写っているのか判然としないオナニー写真に2000〜3000円払っていた。それでも「量のない質はない」と、どっかで聞いたような言葉をぶら下げては同じような写真を撮っていた。

今思えば、楽しくやるにしてももう少し賢くやれよと思うが、大体そういうのってその瞬間には気がつけないもの。だから人生厄介。性格変更困難極まる。

 

一眼レフカメラ買うっていう選択肢もあまり湧かなくて。なんか、そこは”使い捨て”っていう言葉の響きが持つ責任感のなさが却って魅力的だったのかも。背負わなくていい、適当に扱ってもいいっていう。(ここだけ切り取ると最低ゴミクズ男のようです)

 

2019年6月から原材料価格の上昇や物流コストの高騰を受け、『写ルンです』の価格が30%値上げしてしまった。

それを境に買うことが億劫になり、めっきり使い捨てカメラで写真を撮ることはなくなってしまった。しかし撮っていた時期のデータが焼いてもらったCDにたくさんある。ならば使おう、絵ばっかりの投稿では単調で飽きられてしまう。これからは日常ぽい写真も投稿していこう!!

と、いうことで最近フィルム写真の投稿が多いンです。

 

さっぱりすっきり髪切り

髪切りました。

 

ずっとずっっっっっっっっっとさぼっていたので、この前友人からも「清潔感ないよ」と言われ地味にショック。

いや、わかっているんだ。自分でもとうに気づいている。気づいていた!

でも元来のひきこもり体質と面倒臭がりな重い足腰によって美容院へ行くという選択肢はどんどんどんどん優先順位から離れていき、ついには自分史上最長記録を叩き出すまでに髪は伸びてしまっていた。もちろん、誰も表彰してくれない。

 

一体どのくらい伸びていたかというと、たとえば「ひとつ屋根の下」の時のロン毛江口洋介と、「コントが始まる」の時のモサモサパーマ菅田将暉と、「クローズZERO」の時のワイルド山田孝之を足して一旦0に戻し、おばけ傘をGoogle画像検索してくれたら想像しやすいと思います。

とにかく、毎朝シャワー浴びてデオドランドスプレーしてるし、爪はかなりこまめに切ってるし、髭生やしてるけどこれも定期的に整えてるし、どちらかというと気持ちの面では不清潔から距離をとっていると自負していたから余計に「これはまずい」ということになり、バッサリ短くしました。

 

 Before.

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after.

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とりあえずおかっぱぽくなりました。

かなりスッキリ!シャンプーもドライヤーもあっという間!

作業してる時、前髪が垂れてきて邪魔だから両端をピンで留めて耳にかけたりしたくてもいい!風の強い日、目の前で暴れ踊る髪たちを静止しなくてもいい!最高!

なんていいことなんだろう、散髪。。もっと早く行っていればよかった。

いつもこの気持ちを忘れて放置してしまうのを次こそはやめたい。

 

あとは、痩せることだな。

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深夜のリラックスタイム

ニュース。連日いろんな報道がされる中で、驚いたり虚しくなったり、寂しくなったり憤ったり笑ったりどうでもよかったり。

 

そんな中で最近、気持ちいいほどクリティカルヒットして呆れ、笑ったのが名古屋市長の一件で。なんていうか、お前よくそんなスムーズにできたな!っていうのと、後日の会見での言葉も追い風となって、久々テレビの前で「あららら」って声に出した。

 

まあ散々言われてると思うけど、こんな時勢でなくてもめちゃくちゃ気持ち悪い行為なのに、あんな満面の笑みで出来る体感温度のぶっ壊れ方がすごい。

アップデートできない時代遅れのおやじの暴走と、他人事としてまとめることは誰にだってできるけど、何が誰の神経逆撫でするかわからん世の中に、性別問わず明日は我が身だってことも改めて感じたなあ。(それにしたって今回のは全方位アウトだろうけど)

 

 

そんなこんなで今日は、普段聴いているラジオの話。たつラジ編。

 

藤原竜也のラジオ

TBSラジオ毎週土曜日24時〜24時30分。通称”たつラジ”。

とにかくお酒が大好きで、コロナ前は胃袋にアルコールが入ってない時が無いというほどの酒呑み。ラジオ収録前にも少し嗜んできたりこなかったり。。

年老いた猫が一匹家にいて、名前はガリ。粗相がひどいらしい。

演劇を愛していて、蜷川幸雄さんとの関係は有名だし、他にも寺山修司の作品についても語ることがある。

今はもうしていないらしいが、ある時期まで必ず楽屋には三島由紀夫の写真を立てかけていたらしい。そして愛聴しているのは長渕剛

 

最近ではUVERworldの東京ドームライブを観にいって興奮、中でも好きな曲は「SHAMROCK」だそう。懐かしい、、榮倉奈々主演の『ダンドリ。〜Dance☆Drill〜』主題歌。当時よく流れてたな〜、オレンジレンジとかAqua Timezとかミクスチャーロックのあの世代。今だにカラオケでは歌詞見んでも歌えるくらい聴いてたし流行ってた。

 

 話を戻すと、リスナーからのお悩み相談のコーナーでは、すぐに電話をかけて開口一番「藤原竜也ですけど」ってのが面白すぎる。事前のアポもないから留守電だったり、仕事中に電話とるリスナーもいて小声で「あのーどなたでしょうか...?」なんてことも当然あったりして。でもそんなの御構い無しで、次々とメールを捌いていくのが快活で聴いていて気持ちいい。

 

元マネージャーでもあり、番組ディレクターの堤さんとの掛け合いも面白く、長年の信頼関係があるからか、互いに「おまえさー!ふざけんなよ!」とか砕けた口調で終始リラックスして進行しているのが伝わってくる。

大体どこもオフではそういうやり取りもあるんだろうけど、普通、出役である俳優と裏方であるスタッフがオンの状態でタメ口でやりあってるラジオ、俺は他に知らんから初めて聴いた時は驚いた。

それになんたって藤原竜也こと”たつ兄”、収録する直前にブースの席に着いて台本をそこで初めて開いてるらしく、そのまま打ち合わせすることもなく本番スタート。たまにあるゲスト回では、その異常な光景が日常になっている現場に驚く人が、恐る恐る「これマジですか?」とつっこむこともしばしば。それに大笑いのたつ兄。まさに豪快奔放、男が惚れる男。(こういう言い方もだいぶ前時代的なんだろうな)

 

とにかく、まだまだラジオでの面白エピソードたくさんあるのだけど、紹介しきれないのでとりあえず今回はこの辺で。

聴けば聴くほど人間としての藤原竜也が好きになる30分。

同じ”豪快さ”でも、品の有る無しでここまで違うものかという感じですが、そこはまあ無理に繋げなくてもいいか、全くの別物だしね。

 

それではまた〜。

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クマかアライグマ

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どうも。

 

連日猛暑で大変ですね。

朝はカーテンの隙間から射す光で汗かきながら目が覚めて、昼頃はセミも人も太陽も一番活気があるのでたまらなく、夜は日中に溜め込んだ熱が部屋を支配しているのでなかなか寝付けず、1日を通して「あつ〜」から逃れられない。

日照時間が長かったり花火があったりして夏自体は好きなんだけど、暑くて暑くて汗が止まらないのは勘弁。元より多汗症だから輪をかけて濡れやすく、そのために色のある服を積極的に選べないのが悩み。

思春期の頃なんか今以上にそういうの気にするもんだから、体育の授業で組体操とかやる時はギリギリまで手汗をズボンで拭いて、なるべく湿った状態にならないようにしていた。それでも結局はその緊張感が汗腺を刺激し、とめどない滴となって掌に水たまりをつくるのだった。まったく嬉しくないオアシス。

 

絵はくま。

最近はこういうくまの描き方。

 

それまではこういう描き方してました

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まるでアライグマ。

 

久しぶりにこのブログのペンツール使ったけど微妙に使える機能が増えてた。

間違ってもすぐに消してしまえるのはいいな。間違えることができる。

 

今更サウナ

サウナに行った。

 

今まで銭湯や温泉に行ってもさして興味のなかったサウナ。

なんでわざわざあんな狭く暑い空間で我慢大会みたいなことをするんだろう?と不思議だったし、そのあとに水風呂に浸かるってのもまた理解できない光景だった。せっかく身体をリラッックスさせるために来ているのに、そんな急激な寒暖差で刺激したら余計に疲れるだけじゃんって。

ただ、先日友達と行った銭湯で「一緒にサウナにも入ろう」と誘われ、見よう見まねで体験してみると、これがとても気持ちよかった。

 

まず身体を洗い、湯にある程度浸かってからサウナ室に。室温は100℃近かった。

扉を開けた瞬間からモワッとした空気が顔に当たり、いきなりの先制攻撃。

一瞬たじろぎそうになるが、ふんばり奥に進む。

中には地元の常連らしき人が二人、汗をだらだらと流しながら手を膝の上に置いてじっとしている。背筋は伸びているが顔は少しうつむいていて、時折タオルで顔をぬぐったり、深いため息をついていた。

浅く腰をかけ、じーっと前をみる。とめどなく流れてくる汗なんかよりも、呼吸に集中力の全てをもっていかれることに気が付く。なんせ鼻から吸い込もうものなら焼けてんじゃないかってくらい熱く、じゃあ口からと吸い込もうものなら肺いっぱいに熱が潜り込んできてむせそうになる。壁に掛けてある砂時計が憎らしく思えてきて、そのうち耐えられなくなってサウナ室を出た。

 

ふう〜と息を取り戻し、水風呂へ。

汗を流すために桶いっぱいにすくった水を頭からかける。

「!!!!!!!!!!!」

この時点で次に待ち受ける試練のレベルの高さを知る。

しかしこういうのは時間をかければかけるほど辛くなるもの、情けない声が出るのを我慢し一気に肩まで浸かる。

激しくなる鼓動を落ち着かせるように静かに息をする。少しでも動くと冷たさが身体中を伝うのでじっとしていた。すると、そのうち薄い膜が肌全体を覆うような感覚になり、さっきまでヒイヒイ言いながら感じていた冷たさがまるで嘘のように無くなった。

なんとも不思議で、暖かさと冷たさの境界線にいるような、このままずっと浸かっていたくなるような心地よさがあった。

 

本来だったらこの後に外気浴を挟むといいのだけど、そのスペースがなかったのでひたすらサウナ室→水風呂→サウナ室→水風呂を繰り返した。

なので”ととのう”ことは最後までなかったけど、次第に余分なもんが身体から抜けて、銭湯から出て夜の商店街を歩いてる時にはびっくりするくらい気持ちも身体も軽くなっていた。

あなどっていた、サウナ。

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リベンジしてみる

久しくブログを書いていなかった。

時折、思い出しては『新規作成』のボタンを押して書き出すのだけど、トピックの箇条書きで終わってしまって文章として続いていかない。

そうこうしているうちに画面と向き合う集中力が切れ、「まあまた今度思いついた時に書けばいいか」と自分を慰めて終わる。

たまに覗きに来てくれている人の存在をアクセス解析で知ったり、たまに「ブログもうやらないの?」と気にかけて声をかけてくれる人がいたりして、でもその度「いやー書き途中になった下書きはあるんだけどねー」なんて茶を濁して怠惰な自分を逃していた。

 

でもそろそろ気合い入れて、、

いや、気合い入れようとすると却ってやり遂げられない可能性が今までの成績からみても明らかなので、だらけた姿勢で再開しようと思う。だらけた。

文章の140文字制限や動画のジェットカットみたいな”短く素早く簡潔に”に反発して、どれだけ長く文字を書けるか、どれだけ感情を込めて濃くできるかの勝負を勝手に自分の中で設定していたのだけど、するとまともにゴールもできない本末転倒な状態になるので、どんな些細な内容でも短い文章でもいいやということにします。

 

なのでまたここから、よろしくお願いします。