ぼくの本棚には「谷川俊太郎さんの詩集だけを入れる場所」があるので、今日はそこにある本を全て紹介します。
(引っ張り出してみたら結構多かったので二つに分けてます)
まずこれがその入ってる状態。写真では見えないけど奥にもあります。
最初はこれ。
教科書で読んだことある人も多いと思う。たいてい図書館にいけば推薦図書として紹介されてたりするし。こんな詩があるんだってネットとかで昔話題になってた「夜のミッキー・マウス」とか、処女作の「二十億光年の孤独」とかよりも有名じゃないかな。
「 どきん」てのがまたいいよね。絵は盟友の和田誠さん。
続いてはサンリオ出版からの詩集3冊。
この出版社のは装幀がよくて、大きさも17.4 x 15.2 x 2と、B6に近いスクエアみたいな形で可愛くて好き。
谷川俊太郎さんは自分で詩集のタイトルを決めないらしく、だから毎回、編集の人が詩の中から選定しているらしい。にしてもかっこいいのを毎回選ぶよなぁと思う。
だってすごくない?
「うつむく青年」
「空に小鳥がいなくなった日」
「魂のいちばんおいしいところ」
って、この言葉同士の組み合わせの妙。ひとつひとつばらしてみても、どれも小学生で理解できる言葉なのに、それらが違う意味をもつ言葉と出会っただけでこんなにも広がりと深さと面白みをもつなんて。
こらは荻窪にある『Title』という本屋さんに行ったときに見つけた新刊。
だいたい谷川さんの詩集は古本屋で買うんだけど、いまだに現役ばりばりで本を出してるから、そういう時は新刊屋に行って買います。読みやすいライトな詩集。
これも新刊の本屋さんで買った。
確か表紙の色が3タイプくらいあって、他には赤と濃い青緑があった。
好きな色は青系なんだけど、タイトルの「こんにちは」の響きには黄色かなと思ってこれにした。もちろん中身は全部同じ。
同年、東京オペラシティアートギャラリーで開催していた「谷川俊太郎展」に関連して出版された本書。
個人的に面白かったのは最後らへんにある谷川俊太郎さんからの質問コーナーで、各業界の著名人が答えるのだけど、その中に講談師の神田松之丞(現在は襲名して六台目神田伯山)さんがいて、当時自身のラジオでこのことを話してたのを思い出した。
伯山さんは結構現実主義的な人だから、Q3の”宇宙人から〈アダマペ プサルネ ヨリカ〉と問いかけらました。何と答えますか?”に対して特に反応していて、「おいおいおい」みたいな、めちゃくちゃいじってて笑った。
「ミライノコドモ」
これはまだ読んでないやつ。
「ぺ」
表題の”ぺ”について考察した文章を筆頭に、読みやすいショートショート集。
最高です、最高です。
二冊組の本。
一冊はたにしゅんさんの詩集。
もう一冊はエッセイなどを収録。
吉増剛造さんとの対談もあります。
同盟のタイトルで大判の詩画集もあって、そちらは画家の香月泰男さんの絵がある。
何ヶ月か前に荻窪の『ささま書店』で見つけて買おうとしたんだけど、その時、他に欲しかった本を買っていたからまた後日にしようと思って。そしたら先月閉店してしまったのでいまだ買えずにいる。またどこかで会えるのを楽しみにしておく。
「わらべうた」
できれば詩集は文庫本じゃなくて単行本で揃えたいと思っているのだけど、これは装画をしている森村玲さん版画が可愛かったので購入。
「詩めくり」
読んで字の通り、日めくりの詩。
詩だけに限らず、ちくま文庫はいい本が多い。
「詩の本」これはまだ読んでない。
「写真」
谷川さんといえばラジオオタクだけど、写真も昔から撮っていて。
これは片側に写真、片側に詩。という構成で進んでいく。
アラーキーとか川内倫子さん、川島小鳥さんなどの写真家ともコラボして本を出してたりするんだけど、ああいうのはどうも好きじゃなくて。でもこれだとどちらも谷川さんの表現であるから素直に読める。
「画家」
これは訳で参加している本なんだけれど、いつものように古本屋で詩集棚を見てるときにこの絵が目にはいって衝動買い。たしか400円くらいだった。
さ、まずは前半ここまでにして、後半は次の記事に書いていきます。