ぐー

雷雨。

部屋の隅にあるスピーカーからは滑らかな耳心地の音楽。とは対照的にピーゴロゴロゴロ、じゃじゃじゃじゃじゃ、ちょっとひとやすみしてる間にあらら雷雨。

 

今日は朝から打ち合わせのために恵比寿に。久しぶりの満員電車になんだか昂揚、したのはほんの数秒だけで、やっぱりこれはなんというか心がざわつく。無にしようとすればするほど、そうはなりたくない!っていうもう1人の自分が反発して、立ったままでいるのに心は忙しない。みんな朝からすごい。

 

1時間ほどで終わる予定だった打ち合わせはなんだかんだで3時間半。

最中にお腹のお知らせ「ぐー」でも、おかげでこれからやるべきことが明確になり、それまで抱えていた不安が取り除かれたのでとてもありがたかった。つたない言葉を、そのニュアンスのことをどれだけ説明できるのかはいつも反省することばかりだけど、それに付き合ってもらえることは本当に感謝だし、自分もそうできる側でありたいと思う。

駅に向かう途中、NADiffに寄る。

 

渋谷の交差点。記念撮影している外国人のグループをみながら、この場所であんな笑顔できるのって最高じゃんとあらためて思う。

来月からはじまる改装工事もあってか、駅前TSUTAYAのCDレンタルの階には人がたくさん。スマホ片手にサブスク解禁されていない音源を探して棚を物色してる人が多かった。

新宿駅地下の催事スペースでやっていた「コジコジ」のフェアは、いつの間にやら「うる星やつら」に変わっていた。その場その場を捉えられずに逃すともう2度と出会えないのは物事の真理だけど、別にコジコジにそれを求めていなかった。

 

友達とは月に1度会うか会わないか、実家にはもう1年以上帰っていない気がする。祖父母のお墓参りをしたいとは時々思い浮かぶのだけど、だいたいそういう時に限って制作が立てこんでいて後回しにしてしまう。そのうち静岡に帰ったら街中を歩きたい。

 

作品はどんどん増えていく。死んだら何にもならないものが次々に部屋中を埋めていく。その感覚がまた次のアイデアにつながる。そうして提示したものに誰かが振り向いてくれて、新しい作品をつくるきっかけをくれる。期待に応えるのも楽しいし嬉しい、もっと刺さることをやりたいと思う日もあるし、てんで方向を定めずに行方不明にもなってみたい。きっと誰に見せることもできないなっていう絵もあって、あー早く言いたいなっていうものが何個か控えてもいて、もどかしい。

 

とりあえず近況、3万円分のコピックを買ったので机の上は色に溢れています。